みじかいはなしことほぐK嬢に捧ぐ

過保護のカホコによせて。

紅いワンピースを着た少女が、嬉しそうに坂を走って降りてくる。

颯爽と、颯爽と。

きっと、丘の上でいつも絵を描いている青年に想いが通じたのだろうか。

笑顔を見れば、察しがつく。

おめでとう。

名も知らぬ少女を、胸のうちに祝う。

盂蘭盆ちかい、帰り道で。